バルデスピノ イノセンテ フィノ （シェリーワイン・スペイン）

バルデスピノ イノセンテ フィノ （シェリーワイン・スペイン）

バルデスピノは1937年から歴史のある家族経営の名門シェリー会社だった。過去の栄光を守るため常に高級品の少量生産を志向し、ワイン造りは伝統的な木製発酵槽と樽を使用し続け、ステンレスの発酵槽は使わなかった。でもその酒造りの頑固さのためか、商売が上手でなく、最近ホセエステベスに買収されてしまいました。しかしこの高級シェリー路線は受け継がれ有名な辛口シェリー「イノセント」も自社畑（マチャルヌードという最高の畑）100％で造られます。ヒュー・ジョンソン氏もポケットワインブックの中で注目しています。

ヒュー・ジョンソン氏は、バルデスピノについて、「ヘレスにある有名な醸造会社。最近、経営者がマルセス・デル・レアル・テソロ社のホセ・エステベスに代わった。所有するイノセンテの畑で熟成させた素晴らしいフィノを、その畑の名で出している。ティオ・ディエゴは辛口のアモンティリャード。ソレラ1842はオロローソ。ドン・トマスはこの会社の最良のアモンティリャード、マタドルは人気のある一連のシェリー、ここのシェリーはアメリカでは第2位の売上を誇り、相変わらず「ハートリー・アンド・ギブソン」の名で市場に出ている。」

バルデスピノ イノセンテ フィノ

オーク樽で発酵された後にフロール下でさらに最低8年間の熟成を施された、まさに古典的なフィノ。使用されるブドウは単一の畑にこだわっており、フレッシュなフロールの香りを持ちながら、ボディは豊潤でコクがあります。食前酒だけでなく食中酒にも最適で、特にスープや魚料理との相性は抜群です。